土窯

土窯プロジェクト

 平川忠が1989年(平成元年)より備前焼中世古窯の忠実な復元と焼成を目的として着手たことから始まりました。そして、2002年に復元古窯1号土窯、2010年には備前市教育委員会と共同で復元古窯2号土窯を築窯・焼成し、実証実験を重ね、土窯の持つ特性は現代の窯にも劣らない優れたものであることを実証してきました。この四半世紀に渡る研究によりこれまでに様々なことが明らかになってきました。

 備前焼の窯も時代の流れにともない変容し、 形状や構造素材などが変化してきました。その変化の中で、中世の窯の情報は徐々に失われ、過去の優れた技術や情報などは失われていました。DSC_0509

 そのような状況下から窯跡での観察、発掘調査による窯の情報を基にした実証実験や検証などにより、中世に営まれていた土窯はただの古い窯ではなく、土を焼くことに非常に優れた窯で、シンプルな構造の中に無駄なく工夫がされた最先端な窯だということが解明できてきました。

 平川忠が“陶芸の過去から未来へ”をテーマに土の本質と向き合う仕事、それが「土窯」プロジェクトなのです

平川忠の陶芸