土窯って何?

「土窯」とは?

そもそも「土窯(つちがま)」とは、平川忠による造語で鎌倉・南北朝期の備前古窯の構造の窯を指します。従来の窯の型式「登窯・窖窯(あながま)」などはその形からそう呼ばれています。過去25年余り古窯の研究を続けてきた平川はこの中世期の窯の壁質に注目しました。その土壁は、後の「日干しレンガ・耐火レンガ」と異なり、突き固められることなく自然の土の柔らかさそのままに築かれています。このことが独特の熱伝導を生み備前本来の焼成の源泉となっているとの結論を得たのです。
よって、窖窯の様式のうちでも煙突のない形でありさらに自然の密度の土によって築かれた窯を「土窯」と命名いたしました。

また、土窯は築窯から焼成までの全ての工程が自然素材によってまかなわれる自然循環型の窯で、現代の地球環境に適応した理想的な窯でもあります。