明け方、夜中担当のTCU学生シドニーに起こされて急いで窯場に向かい、
彼女から事情を聞くと先程窯のアーチを構築している竹の骨組みに火がつき中部全体で一気に燃え温度が急上昇、また窯尻からは大量の煙が出たとの事で、この事情を説明し、竹が燃えた後はこれまでの焼成温度に戻った事を確認、本人も安心した様子で窯焚きを続け、温度は380度前後の所まできています。Saka_7_22_01
朝、窯焚きを私と交代し、これより私が担当、順調に温度は上がっていき、何とも性能の良い窯だなと先人に感謝。そして構造の勉強を重ねた赤井のアドバイスで私の研究とを付き合わせ、より正確な窯床の構築が出来たからです。
昼食事で一時交代した間に温度は上がらなくなったがこれも僅かな時間で戻せさらに焼成を続け、クリスは傍で薪を割り続け焼成に滞りが出ないよう今日も一生懸命割ってくれています。夜9時過ぎ予定温度に到着、火を止める。
土塗りなどの作業を終え10時空焚きの作業は全て終了、窯の熱さとアーカンソーの夏の暑さとで全身汗、Tシャツもズボンも埃と汗でよれよれになっていました。しかし、初めて向き合ったアメリカの土で土窯は私の不安をよそにしっかりとその姿を保ってくれている事に、言葉にならない喜びと安堵を覚えた一夜となりました。
この感覚は私の工房で長年土窯の勉強を重ねた赤井もおそらく同じだろうと思います。
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